事務系の総合職について説明します。
事務系の総合職になることは、一般的には就職時に
決定します。
企業からの募集も、一般職なのか総合職なのかは
はっきり分かるようになっています。
法律上の問題(差別)があるのか、私の就活時には事務系の
一般職と総合職の違いは、「転勤」がないことで、後はほぼ
同じチャンスがあるようなことを言われた記憶がありますが、
そうではありません。
一般職は集合研修の時に、お茶出しや色々な当番などの研修が
ありましたが、総合職として就職してからはそういった業務を
行ったことは(自発的以外)ありません。
一方、現在一般職として働いているあなたや、専門職として
働いているあなたは、「中途採用」としての道を進むことに
なりますが、この場合は、あなたの専門が何かによって、
応募する部署が決まってきます。
ちなみに私の場合は
USCPA→財務部→子会社へ出向し孫会社の内部監査
という進み方をしました。
専門知識を持って入社しますが、総合職として就職すると
基本的には管理職へと進むことが前提となりますので、
専門のエリアだけでなく、人事や総括、部門全体の予算計画等も
含めた幅広い知識が要求されます。
また、近年のグローバル化により、多くの会社では海外との
取引が行われており、管理職への昇格にあたって最低の
外国語能力(TOEIC600以上のような)が要求される会社も増えています。
各専門分野において、基本的には以下のようなキャリアパスが考えられます。
職種 |
採用部署 |
---|---|
ファイナンシャルプランナー(FP) |
・銀行や証券会社の窓口業務や営業担当 |
税理士 |
・企業の経理・財務・国内外の子会社管理部門 |
公認会計士 |
・企業の経理・財務・国内外の子会社管理部門 |
CPA (米国公認会計士) |
・企業の経理・財務・国内外の子会社管理部門 |
内部監査人
(CIA) |
・企業の子会社管理部門 |
司法書士 |
・企業の人事・総務・法務部門 |
行政書士 |
・企業の人事・総務・法務部門等 |
弁護士 |
・企業の人事・総務・法務部門 |
社会保険労務士 (社労士) |
・企業の人事部門 |
中小企業診断士 |
・企業の財務・経理部門 |